理論 · 解説
昨日はスイング4分音のフィールを手になじませましたね。今日からは本物の12小節Fブルースを歩きます。1か月前は1つのコードにルートを押さえるのがやっとだったのに、今は12小節の曲の半分を歩くのです。まず全体の地図を広げてみましょう — | F7 | Bb7 | F7 | F7 |(1〜4小節)、| Bb7 | Bb7 | F7 | F7 |(5〜8小節)、| C7 | Bb7 | F7 | C7 |(9〜12小節)です。
12個のマスがブルースの長さです。でも怖がらなくて大丈夫です — よく見るとコードはたった3つ(F7・Bb7・C7)だけで、今日歩く前半8小節にはC7がまったくありません。F7とBb7、2つの家を行き来するだけです。この3週間ずっとこの2つのコードで歩いてきたので、実は今日の道はもう知っている道です。
歩みのルールはそのままです。1拍はコードに着地、4拍は次のコードへ橋。 各小節の4拍にアプローチノートを置いて、次の小節の1拍へ滑り込みます。今日使う橋は3つ — Bbへ向かうB(半音上)、Fへ向かうE(半音下)、そして同じコードが続くときはコードトーンb7や下のアプローチAで自然につなぎます。4拍ごとに次の1拍を呼んでいるかだけ確かめれば、8小節が1つにつながります。
まず今日の2つの家、FとBbのルートを指板で並べて見ましょう。
▶ 4弦. 前半の2つの着地点 — F(4弦1フレット)とBb(3弦1フレット)です。
▶ 5弦. 位置は4弦と同じです。低音Bでさらに低いルートもつかめます。
目で見る
では前半8小節をまるごと歩きます。1〜4小節はF7-Bb7-F7-F7、5〜8小節はBb7-Bb7-F7-F7です。各小節をR-3-5で歩き、4拍に橋を置きます。8小節が途切れずに1つの流れとしてつながるか聴いてみましょう。すべての例は4弦・5弦の2バージョンです。
▶ BPM 80, 4弦. 1・4小節の4拍B、2・6小節の4拍E、5小節の4拍Aが橋です。3・7小節は同じF7が続くので、コードトーンb7で歩きます。
▶ BPM 80, 5弦. 音と位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきましょう。
今日の練習
0〜10分・ウォームアップ 昨日のF7スイング・ウォーキングをBPM 72で一度歩きます。指先にスイング4分音の感覚を呼び戻しましょう。
10〜20分・頭のトレーニング 前半を一気に歩く前に、下の準備例で1〜4小節だけをBPM 70の遅い速さで取り出して練習します。小節と小節のつなぎ目が滑らかか確かめましょう。
▶ BPM 70, 4弦. 1〜4小節だけをゆっくり。4拍の橋(B・E・B)が次の1拍へ滑り込むか確かめましょう。
▶ BPM 70, 5弦. 音と位置は4弦と同じです。
20〜40分・実践 上の前半8小節をBPM 80で最初から最後までつなげて歩きます。途中で止まらず、詰まったらその小節だけをゆっくり直してから、また戻してつなぎます。4弦でなじませてから5弦でも確認します。
40〜50分・録音/フィードバック 前半8小節を30秒録音して、コードが変わる箇所(1→2小節、4→5小節)が自然か聴いてみましょう。今日到達したBPMを書き留めておけば、明日の後半のスタート地点になります。
今日の完了基準: Fブルースの前半8小節(F7・Bb7)をBPM 80のスイング4分音で、1拍ごとに着地・4拍ごとに橋をかけて途切れずに、4弦・5弦の両方で歩ける。
- F7が続くと単調になります。 3・7小節のように同じコードが続くときは、コードトーンb7(3弦6フレット)で少し色をつけましょう。毎回同じに歩かなくていいのです。
- コードが変わるとき手が遅れます。 4→5小節や8小節のように位置が変わるときは、4拍の橋を置く瞬間にもう次の手の形を準備します。橋は手を早めに動かす合図です。
Bb7のコードトーンも整理しておきましょう。BbルートからR-3-5-b7がどこにあるか見ておくと、5・6小節がラクになります。
▶ 4弦. Bb7のR(3弦1フレット)・3(2弦開放)・5(2弦3フレット)・b7(1弦1フレット)です。
▶ 5弦. 位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきましょう。
- 半分歩けたのは大きいことです。 8小節をつなげて歩ければ、残りの4小節は同じ原理にコードを1つ(C7)足すだけです。今日ここまで来ただけで、12小節の大部分を手に入れたことになります。