理論 · 解説
いよいよ1か月目の最終週です。1か月前の初日を思い出してみましょう。あの頃はルートを1音押さえるのも神経を使ったのに、今はコードトーンで歩き、アプローチノートで次のコードまで狙えます。今週はそのすべてを集めてFブルース12小節を最初から最後まで歩きます。その第一歩が今日のテーマ、スイング4分音のフィールです。
ウォーキングの心臓は4分音です。1小節に4回、1拍ごとに1音ずつ、コツコツと歩くわけです。でもジャズ・ブルースの4分音は定規のように同じ長さではなく、少しスイングが入ります。前の拍を少し長く、後ろの拍を少し短く — 歩く人が軽く弾むように進む感じです。譜面は定拍で書き、その上にswingの指示だけを添えます。3連符のように転がしすぎず、気持ちよくグルーヴに乗る程度で十分です。
スイング4分音でいちばん大切なのは均一さと前進感の2つです。4つの拍の大きさが揃ってこそウォーキングは揺れず、1拍ごとに次の拍へ押し出す感じがあってこそ歩みが生きます。今日はF7という1つのコードの上で、このフィールだけを手になじませます。R-3-5-b7で上がり、また下りて、4拍が一貫して前へ進む歩みを作ります。この感覚が体に入れば、残りの3日で12小節を歩くのは時間の問題です。
まずF7のコードトーン4つを指板で見ましょう — R・3・5・b7です。
▶ 4弦. F7のR(4弦1フレット)・3(4弦5フレット)・5(3弦3フレット)・b7(3弦6フレット)です。
▶ 5弦. 位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきましょう。
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ではそのスイング4分音を、F7という1つのコードの上で歩いてみましょう。R-3-5-b7で上がり、5-3-Rで下り、最後の4拍にアプローチノートEを置いて再びFへつなげます。4拍が均等に、前へ押し出す感じで転がっているか耳で確かめましょう。すべての例は4弦・5弦の2バージョンです。
▶ BPM 80, 4弦. 1小節目はF7のコードトーンを上がり、2小節目は下りて4拍目のE(2弦2フレット)でFを狙います。4拍を一貫して均一に。
▶ BPM 80, 5弦. 音と位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきましょう。
今日の練習
0〜10分・ウォームアップ 3週目のアプローチノート・ウォーキングをBPM 72で一度歩きます。指先にウォーキングの感覚を呼び戻しましょう。
10〜20分・頭のトレーニング 下の準備例で、F7のコードトーンをBPM 60の遅いスイング4分音でコツコツ押さえます。足で拍を数えながら4拍の大きさが同じかを感じましょう。
▶ BPM 60, 4弦. F7のコードトーンを1拍ずつ。急がず、4拍を定規で測ったように均等に置きましょう。
▶ BPM 60, 5弦. 音と位置は4弦と同じです。
20〜40分・実践 上のスイング・ウォーキングをBPM 80で2小節の循環として繰り返します。1拍ごとに前へ押し出す前進感があるか確かめましょう。4弦でなじませてから5弦でも確認します。
40〜50分・録音/フィードバック 30秒録音して、4拍が均等に、歩みのように前進しているか聴いてみましょう。今日ラクだったBPMを書き留めておけば、明日の12小節のスタート地点になります。
今日の完了基準: F7という1つのコードの上で、スイング4分音ウォーキング(R-3-5-b7の上り下り)をBPM 80で均一かつ前進感をもって、4弦・5弦の両方で歩ける。
- 後ろの拍がもたつきます。 スイングを気にしすぎると後ろの拍が伸びて歩みが遅くなります。メトロノームのクリックに前の拍をぴったり合わせ、後ろの拍は軽く添える程度に保ちましょう。
- 転がしすぎです。 重い3連符のように弾みすぎると歩みがふらつきます。スイングはほんの少しで十分です。
Fを2オクターブで押さえておくと、歩みの上り下りがラクになります。低いFと1オクターブ上のFを一緒に見ましょう。
▶ 4弦. 低いF(4弦1フレット)と1オクターブ上のF(2弦3フレット)です。
▶ 5弦. 位置は4弦と同じです。低音Bでさらに低いFも見当をつけられます。
- 1か月の歩みを自分でほめましょう。 ルートだけを押さえていたところから始めて、今はスイング4分音でコードを歩く自分です。このフィールが身につけば、残りの3日で12小節を歩くのは自然についてきます。