理論 · 解説
7週目です! これまでスラップの主役はサム(親指)でした。低域をドラムのように弾いてグルーヴをしっかり支えました。今週は舞台の照明をプル(指の弾き)に移します。プルは高域で歌います。高音弦を指で引っかけて弾けば、スラップがリズムを越えてメロディになり始めます。低域を支えてきたサムは少し休み、今日は人差し指一本で歌ってみます。
今日のメロディはG弦(1弦)の上の三つの音です。開放GはEマイナー・ペンタのb3、2フレットのAは4、4フレットのBは5です。このb3-4-5をプルで上がって下りれば、それがまさに三音のプル・メロディです。低いサムではなく、高く明るい場所で弾き上げます。
プルのコツは力ではなく引っかけて弾くことです。人差し指の先を弦の下に軽く引っかけ、手首を回して弦を指板から離して放します。「タッ」と澄んで跳ねれば成功です。BPM 75でゆっくり始め、三つの音の大きさが均一に出るかだけに集中します。指が痛ければ強く引きすぎです — 引っかけて放す感じでやわらかく力を抜きます。プルは強さより角度が大事で、爪より少し上の肉で引っかけると音がより澄みます。
5弦でも高音弦は4弦と同じです。プルはG弦から出るので、低音Bはただ親指で覆って寝かせておけばいいです。今日この三つの音がはっきりすれば、明日は二つの音を一度に弾くダブルストップへ進みます。まずプルが住む三つの場所を指板に押さえます — b3・4・5、今日のメロディは全部ここから出ます。
▶ 4弦。 開放G(b3)、2フレットA(4)、4フレットB(5)。今日のメロディはこの三つの場所から出ます。
▶ 5弦。 手の場所は4弦と同じです。低音Bは親指で覆っておきます。
目で見る
今日はプル・メロディを一つ体に刻みます。まずプル・パルスで指を温めてから、b3-4-5アーチを反復します。各例は4弦・5弦の二つのバージョンです。
まずはプル・パルス。開放G(b3)を4分音符できっちり弾いて、プルの澄んだ打点を先につかみます。
▶ BPM 75、4弦。 四回のプルがメロディの乗る柱です。
▶ 5弦。 音は4弦と同じです。低音Bは親指で寝かせておきます。
いよいよ三つの音をつなげてアーチを描きます。b3-4-5で上がり4-b3で下りる三音のメロディです。
▶ BPM 75、4弦。 b3-4-5で上がり4-b3で下ります。三つの音の大きさがそろわなければなりません。
▶ 5弦。 音と場所は4弦と同じです。低音Bは親指で覆っておきます。
今日の練習
0〜10分 · ウォームアップ 先週のペンタ・リックをBPM 60で軽く流して手を目覚めさせます。今日は右手の人差し指をプルの構えに先に準備しておきます。
10〜20分 · 頭のトレーニング 下のようにとてもゆっくり、1小節目はプル・パルス、2小節目はb3-4-5アーチです。
▶ BPM 60、4弦。 1小節目パルス、2小節目アーチ。三つの音の大きさがそろっているか耳で確認します。
▶ 5弦。 音と場所は4弦と同じです。低音Bは親指の側面で覆っておきます。
20〜40分 · 実践 アーチ・メロディをBPM 75で反復します。音が潰れたらテンポを落としてプルの澄んだ打点から生かします。4弦で覚えたあと5弦でも同じメロディを確認します。
40〜50分 · 録音・フィードバック 30秒録音して三つの音が均一に跳ねるかを聴きます。今日楽だったBPMも書いておきます。
今日の完了基準: 高音弦でb3-4-5のプル・メロディをBPM 75で三つの音の大きさを均一に弾ける。
今日覚えたプル・アーチをBPM 85で少し押して、速くなっても三つの音が均一に生きているか確認します。
▶ BPM 85、4弦。 少し速くなってもb3-4-5アーチが均一に生きているか確認します。
▶ 5弦。 音と場所は4弦と同じです。低音Bは常に親指で覆っておきます。
- プルが痛い。 弦を強く引きすぎると指先が痛みます。引っかけて放す感じで力を抜きます。
- 5の音が弱い。 4フレットのBへ行くほどプルが細くなりやすいです。遠い音ほどはっきり引っかけます。
- 音が潰れる。 指を弦に長く引っかけると潰れます。短く速く弾いて放します。
- 低音Bの油断(5弦)。 メロディに没頭してBが鳴りやすいです。親指の側面で常にBを覆っておきます。