理論 · 解説
先週覚えたゴースト(「チャッ」)を今日16分グリッドに挟みます。ルートだけだったラインの空きマスをゴーストで埋めると、ルートが「ドン」と出たあと「チャッチャッ」が後ろを支えて、グルーヴがずっとねばります。昨日の余白を今度は音で、しかも音程のない打撃音で埋めるのです。
配置は簡単です。各拍の最初のマスにルート、残りのマスにゴーストを敷きます。ゴーストは左手を軽く乗せて音程なく「チャッ」だけ出す、覚えていますね?ルートははっきり、ゴーストは少し小さく敷けば、バウンスが滑らかに転がります。そこにスウィング16で後ろのマスを遅らせるとねばりが倍になります。
慣れたら5度を一滴乗せます。Eの5度であるB(3弦2フレット)を拍の間にそっと入れるとラインが歌い始めます。ルートとゴーストの間に5度が一つ挟まると、のっぺりしたグルーヴに色が戻ります。明日完成させるグルーヴの予告編というわけです。
BPM 70で二つのラインを覚えます。ルート+ゴーストだけで転がすバウンス、そして5度を少し乗せたバウンスです。ドン-チャッがスウィング16で寝て5度が色を足せば今日は成功です。4弦でも5弦でも運指は同じです。
目で見る
今日のビジュアル資料は二つです。まずルート+ゴーストだけで転がすバウンスを覚え、そのあと5度を一滴乗せたバウンスへ進みます。各例は4弦・5弦の二バージョンです。
まずルート+ゴーストのバウンスです。各拍の最初のマスに開放Eのルート、残りの三マスにゴースト(「チャッ」)を敷きます。
▶ BPM 70、スウィング16。 ドン(ルート)のあとにチャッ-チャッ-チャッ三つ。ゴーストは少し小さく、後ろのマスは少し遅く。5弦なら低音Bは寝かせておきます。
▶ 5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは親指で覆っておきます。
今度は5度を一滴乗せたバウンスです。二拍目の場所に5度B(3弦2フレット)を入れてラインに色を足します。
▶ BPM 70、スウィング16。 ドン-チャッの間に5度Bを一滴。ゴーストでねばりを保ちながら色を足します。5弦なら低音Bのミュートを保ちます。
▶ 5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは親指で覆っておきます。
今日の練習
0〜10分 · ウォームアップ 先週のゴースト「チャッ」を開放Eのルートと交互に軽く復習して手をほぐします。乾いた「チャッ」がよく出るか確認します。
10〜20分 · 頭のトレーニング 各拍の最初のマスのルートと残りのマスのゴーストが所定の場所に来るかゆっくり辿り直します。ドンとチャッが16分の4マスに均等に座るか確認します。
20〜40分 · 実践 ルート+ゴーストのバウンスと5度を乗せたバウンスをBPM 70で交互に練習します。4弦で覚えたあと5弦でも確認します。
40〜50分 · 録音 5度を乗せたバウンスを録音して聴き返します。ゴーストがねばりを作り5度が色を足したか点検します。
今日の完了基準: ルートとゴーストを16分グリッドに編み、5度を一滴乗せてスウィング16バウンス・グルーヴを作り、4弦・5弦のどちらでも確認できる。
- チャッがドンを覆う。 ゴーストがルートより大きいとバウンスが重くなります。チャッは少し小さく。
- ゴーストが鳴る。 左手を軽く乗せすぎると「ウーン」という雑音が漏れます。弦を確実に殺すだけ乗せます。
- 5度を強く押しすぎる。 5度は色を足す一滴です。ルートと同じ大きさだとラインが重くなります。
- 低音Bの油断(5弦)。 一小節ずっと使わない低音Bは親指で覆っておきます。