理論 · 解説
今日は今週のハイライトです。sus4 はコードの 3度を4度へ少し先送りした 音です。3度があるべき席を4度が代わりに占めると、少し浮いた緊張が生まれます。そしてその 4度が半音下の3度へ降りて落ち着く瞬間、ネオソウル特有の溶ける解決が咲きます。緊張と解決、この二つが一体でくっついているのがsusの魅力です。
私たちのヴァンプのGコードで見てみましょう。G13sus4 の4度は C(3弦5フレット)、G13の3度は B(3弦4フレット) です。ちょうど指一本が3弦で5フレット → 4フレットへ半音すべると、緊張がすっとほどけます。4度(C)から3度(B)へ — この1フレットの動きが今日のすべてです。
ポイントは 急がないこと です。sus4の浮いた緊張を十分に聞かせてから、ゆっくり3度へ降ろします。緊張を先に味わわせてから解いてこそ、解決がより甘く聞こえます。まず G13sus4 のグリップで緊張の手の形をつかみましょう。
▶ G13sus4 — 3弦5フレットが 4度(C) です。3度の席を4度が占めた緊張の音です。
目で見る
さてその緊張をほどく G13 です。3弦の指だけ 5フレット → 4フレット へ半音降りると 3度(B) に着きます。ほかの指はそのままに、たった一つだけ動かします。
▶ G13 — 3弦が4フレットの 3度(B) へ降りて落ち着きました。緊張がほどけた音です。
さあ二つのコードを一小節の中でつなぎます。前2拍は G13sus4、後2拍は G13 です。4度から3度へ溶け落ちるその一瞬が今日の結果物です。
▶ BPM 72。 前2拍G13sus4(4度C)、後2拍G13(3度B)。3弦の1フレットが溶け落ちます。
今日の練習
0〜10分 · ウォームアップ BPM 60。3弦だけ5フレット ↔ 4フレットを行き来して手を温めます。指一本の半音移動を体に馴染ませます。
10〜20分 · 頭のトレーニング(緊張 → 解決を描く) 音を出さず左手だけでG13sus4 → G13を行き来します。ほかの三本の指は固定、3弦だけが動くかを目で確認します。
20〜40分 · 実践ヴァンプ(BPM 72) 下の四小節を繰り返します。2・4小節でsus4を先に聞かせ、3度へ溶かします。緊張を十分に味わったあとにほどける甘さを耳で追います。
▶ BPM 72。 Dm9 → (G13sus4 → G13)を二回。sus4を先に聞かせ、3度へ溶かします。
40〜50分 · 録音/セルフフィードバック(推奨) 30秒録音して聞き返します。sus4の緊張と3度の解決がはっきり聞こえるか確認します。
今日の完了基準: G13sus4の緊張を聞かせたあと、3度(B)へ半音降りる解決をなめらかに演奏できる。
sus解決 でよく出るミスだけを挙げます。
▶ 3弦 5フレット(4度) → 4フレット(3度)。指一本が半音降りて溶けます。
- 解決が聞こえない。 sus4を短く弾きすぎると緊張が積もりません。前2拍を十分に鳴らします。
- ほかの指も一緒に動く。 3弦一つだけを動かします。残りはアンカーのように押さえておきます。
- 3度を通り過ぎる。 4フレットでぴたりと止めます。3フレットまで下がると音がぼやけます。
- 速すぎる。 BPM 60に下げ、溶け落ちる感覚からまず見つけます。