Riff

Month 1 — クロマチックからパワーコードまで、手をつくる30日 · 2週目

両手を1つに — シンクと指の独立

約30分

理論 · 解説

1週目は右手と左手を別々に目覚めさせましたね。今週の初日の目標はたった1つ — 両手を1点で重ねることです。左手がフレットを押さえる瞬間と、右手のピックが弦を叩く瞬間を、メトロノーム1回の上にぴったり重ねます。この2つが少しでもずれると音が汚くなり、ぴたっと合えば遅くてもプロのようにくっきり聞こえます。

指の独立のために、今日はクロマチックを少しひねります。昨日まで弾いた1-2-3-4のかわりに、今日は1-3-2-4の順で押さえます。2番と3番の指が入れ替わるこの瞬間こそ、指ごとに力を別々に使う練習になります。中指・薬指がいちばん言うことを聞かない指なので、ここさえなめらかになれば、あとはずっと楽になります。1本の指を動かすとき、となりの指がつられて上がらないように、各指を別々のスイッチのように扱います。

やり方は思ったよりシンプルです。ごくゆっくりのメトロノームに合わせ、左手がフレットを押さえるその一瞬に右手も一緒に落とします。「押さえてから弾く」ではなく「押さえると同時に弾く」が肝心です。最初は半拍ずつ遅れて当たり前なので、速さはいったん忘れて、両手が重なる感覚だけをつかめばOK。このシンクが一度決まれば、明日の弦移動も金曜の初リフも、すべてこの上に乗ります。手が育つのが目に見える一週間になります。

目で見る

今日は左手と右手を同じ拍に乗せる練習です。6弦で1-3-2-4をまず身につけ、慣れたら2弦まで広げます。

例1 — 6弦の1-3-2-4。 1拍に2音ずつ、ごくゆっくり。押さえる瞬間と弾く瞬間を重ねます。

= 60113241324
Two-hand sync — 1-3-2-4 on the low E

BPM 60. 押さえる瞬間と弾く瞬間を1点で重ねて。2・3番の指が入れ替わる場所をとくにゆっくり。

例2 — 2弦へ拡張。 6弦の1-3-2-4のあと5弦の1-3-2-4。弦が変わっても両手はずっとくっついたまま。

= 60113241324
Two-hand sync — 1-3-2-4 across two strings

BPM 60. 5弦へ移ってもシンクを保って。弦だけが変わり、両手はそのままくっつけて。

今日の練習

0〜7分・ウォームアップ メトロノームをBPM 60に合わせ、1週目のオルタネイト1-2-3-4を6弦で手をほぐすように繰り返します。両手が出会っていた感覚を呼び戻す時間です。

7〜17分・今日の技術 例1(1-3-2-4)をごくゆっくり。押さえる瞬間と弾く瞬間を1点で重ねることだけに集中します。2・3番の指が入れ替わる場所をとくにゆっくり。

17〜27分・応用 例2(2弦の1-3-2-4)をBPM 60で4回繰り返す → ずれなくなったら1段上げます。音が遅れたらまた下げて。

27〜30分・チェック 今日届いたBPMを書き留め、よければ30秒録音して両手がぴたっと合うか聴いてみましょう。

今日の完了基準: 1-3-2-4の変形クロマチックを、両手のずれなく60ではっきり弾ける。

  • 押さえてから弾く。 押さえたのを確認してから弾くと、いつも半拍遅れます。押さえる動作と弾く動作を1つの体で。
  • 指の力みすぎ。 2・3番を入れ替えるとき強く押さえると手がすぐ固まります。音が出る程度に軽く。
  • 速さを欲張る。 60で両手が合うほうが、90でずれるよりずっといいです。速さは勝手についてきます。
  • 手の痛みの心配。 まだ指先・手のひらが張るのは正常です。痛ければ少し休んでまた握って。