Riff

Month 2 — チェンジの航海:ii-V-Iから卒業進行まで · 6週目

エンクロージャー・ウォーキング — ターゲットCを上下から包んで着地(第6週 完成)

約50分

理論 · 解説

6週目の最終日、これまで身につけたエンクロージャーを実際のウォーキング1小節に織り込みます。今日のターゲット音はC — F調のV コードC7のルートです。このCを半音上のDbと半音下のBで包んだあとCに着地し、続いて3度で色を乗せて1小節を完成させます。

小節の流れはこうです。1拍目Db(上)→ 2拍目B(下)→ 3拍目C着地(ルート)→ 4拍目E(3度)。上と下から半音ずつ狭まってきてCに落ち着くので、次のコードへ必然的に吸い込まれる緊張が生まれます。エンクロージャーがウォーキングの1小節として生きる瞬間です。

一つ押さえておくことがあります。この小節はエンクロージャーの動作だけを取り出した練習なので、1拍目がアプローチ音(Db)で始まります。ですが実戦のウォーキングでは、このエンクロージャーが前の小節の弱拍(3〜4拍)に乗って、次のコードの1拍目(C)へ着地します。今日はエンクロージャーそのものを手に完全に馴染ませることに集中し、実戦では前の小節の終わりにつなげると覚えておきましょう。

まず、ターゲットCを包む三つの音 — 上のDb、下のB、そして着地のルートCを指板で見てみましょう。

12345GDAEDbBR
Enclosure shape around C (root) — 4-string

4弦. 上のDb(3弦4フレット)、下のB(3弦2フレット)、着地のルートC(3弦3フレット)です。緑の点が着地ターゲットです。

12345GDAEBDbBR
Enclosure shape around C (root) — 5-string

5弦. 位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきましょう。

目で見る

では、今週の完成物、エンクロージャー・ウォーキング1小節です。ターゲットCを上のDb・下のBで包んで着地し、4拍目で3度Eで色を乗せます。狭まって近づく緊張が着地を強くします。各例は4弦・5弦の2バージョンです。

= 80Swing 8ths1DbBR34237
Chromatic enclosure targeting C — 4-string

BPM 80、4弦、スイング4分音. ターゲットC(3弦3フレット)を半音上Db(4フレット) → 半音下B(2フレット)で包んだあと着地します。狭まって近づく緊張が着地を強くします。※ この小節はエンクロージャーの動作だけを取り出した練習なので、1拍目がアプローチ音で始まります — 実戦のウォーキングではこのエンクロージャーが前の小節の弱拍(3〜4拍)に乗って次のコードの1拍目(C)へ着地します。

= 80Swing 8ths1DbBR34237
Chromatic enclosure targeting C — 5-string

BPM 80、5弦. 音と位置は4弦と同じです。低音Bでより重い低域を乗せられます。

今日の練習

0〜10分・ウォームアップ 昨日の3度エンクロージャーをBPM 72で一度歩き、包んで着地する感覚を呼び戻します。

10〜20分・ブレイントレーニング 下の準備例でエンクロージャー・ウォーキングをBPM 60のゆっくりしたスイング4分音で押さえます。上のDb・下のBがルートCへ正確に狭まるかを音で確かめます。

= 60Swing 8ths1DbBR34237
Chromatic enclosure targeting C, slow — 4-string

BPM 60、4弦. エンクロージャー・ウォーキングをゆっくり。上のDb・下のBを通り、Cに正確に着地して3度Eへつなげます。

= 60Swing 8ths1DbBR34237
Chromatic enclosure targeting C, slow — 5-string

BPM 60、5弦. 音と位置は4弦と同じです。

20〜40分・実践 上のエンクロージャー・ウォーキングをBPM 80で繰り返します。着地のCが手前の二つの包む音よりはっきり強く聞こえるか観察します。4弦で覚えたら5弦でも確かめます。

40〜50分・録音/卒業 いよいよ録音です。エンクロージャー・ウォーキング1小節を2〜3周止まらずに録音し、その中でいちばん良いテイクを自分の最初のエンクロージャー・ウォーキングとして残しましょう。4弦・5弦の両方を残せば6週目の完成です。

今日の完了基準: ターゲットCを半音上Db・半音下Bで包んだあと、スイング4分音で4弦・5弦の両方でCにきっちり着地・録音できる。 — 週間の成果物:自分の最初のエンクロージャー・ウォーキングベースの録音。(6週目の完成!)

  • 1拍目から急いで着地してしまう。 この小節はアプローチ音で始まるので、嬉しくなって3拍目のCを引っかけて早く押さえがちです。Db・Bはそれぞれ1拍ずつ、Cは自分の拍に降ろします。
  • エンクロージャーを前の小節に無理につなげてしまう。 今日はエンクロージャーそのものを手に馴染ませる日です。実戦で前の小節の3〜4拍に乗せるのは、この1小節がラクになってから自然につなげれば大丈夫です。

今日包んだターゲット、C一点を目に刻んでおきましょう。6週間ずっと学んだエンクロージャーは、結局この一点の着地で完成します。

12345GDAEC
Target C (root) — 4-string

4弦. 今日の着地のルートC(3弦3フレット)です。緑の点一つに、今週のすべてのエンクロージャーが集まります。

12345GDAEBC
Target C (root) — 5-string

5弦. 位置は4弦と同じです。低音Bでより低いCも見当をつけられます。

  • 第6週の自分を大きくほめましょう。 半音上・下からターゲットを包む上級の近づき方を、概念から始めてルート・3度を経て、実戦のウォーキング1小節として完成させました。今やあなたのウォーキングは、ターゲット音へ必然的に吸い込まれる力を得ました。2か月の旅、本当に見事に歩いてきました。