理論 · 解説
いよいよ5週目の最終日、ii-V-Iを1つに完成させる日です。ここ3日で用意した3つのピース — 3つのコードのトーン(D1)、ii→Vのつなぎ目(D2)、V→Iの解決(D3)を3小節のウォーキング1つにつなぎ合わせます。Gm7 → C7 → Fmaj7、ジャズの家への道を最初から最後まで歩きます。
完成物の構造はシンプルです。1小節に1コード、1・2・3拍目はそのコードのトーンで歩き、4拍目は次のコードへの橋です。1小節目Gm7の4拍目はCを狙うDb、2小節目C7の4拍目はFを狙うEです。そして3小節目で家Fmaj7に到着してゆったり休みます。2つの橋が3つのコードを1つの歩みに縫い合わせます。
BPM 85、スイング4分音で歩きます。各小節の1拍目はルートにきちんと着地し、4拍目は次のコードへ滑らかに渡ります。1拍目は着地、4拍目は橋 — この1か月半ずっと身につけてきた原理が、今日ii-V-Iというジャズの核心の進行の上で結実します。ゆっくり始め、体になじんだら少しずつ速度を上げましょう。
まず3小節の歩みの道標 — 3つのルート(G・C・F)と2つの橋(Db・E)を指板で見ましょう。
▶ 4弦. 3つのルートG(4弦3フレット)・C(3弦3フレット)・F(4弦1フレット)と、2つの橋Db(3弦4フレット)・E(3弦7フレット)です。
▶ 5弦. 位置は4弦と同じです。低音Bでさらに低いルートも見当をつけられます。
目で見る
いよいよ今週の完成物、3小節のii-V-Iウォーキングです。Gm7-C7-Fmaj7を2つの橋でつなぎ、家へ帰るように一気に歩きます。すべての例は4弦・5弦の2バージョンです。
▶ BPM 85, 4弦. Gm7(1小節目)→C7(2小節目)→Fmaj7(3小節目)です。1小節目4拍目のDbはC接近、2小節目4拍目のEはF接近です。V→Iで家に到着します。
▶ BPM 85, 5弦. 音と位置は4弦と同じです。低音Bでさらに重たい低域も重ねられます。
今日の練習
0〜10分・ウォームアップ 昨日のC7→Fmaj7の解決をBPM 72で一度歩き、2つの橋(Db・E)の感覚を指先に呼び戻しましょう。
10〜20分・頭のトレーニング 下の準備例で3小節のウォーキングをBPM 65の遅いスイング4分音で押さえ、コードチェンジをゆっくり合わせます。2つの橋が次の小節のルートへ自然につながるかを確かめましょう。
▶ BPM 65, 4弦. 3小節をゆっくり。1小節目4拍目のDb→2小節目C、2小節目4拍目のE→3小節目Fの2つのつなぎ目をきちんと合わせましょう。
▶ BPM 65, 5弦. 音と位置は4弦と同じです。
20〜40分・実践 上のii-V-IウォーキングをBPM 85で3小節の循環として繰り返します。3つのコードが2つの橋で途切れなくつながるかを観察しましょう。4弦でなじませてから5弦でも同じ流れを確認します。
40〜50分・録音/卒業 いよいよ録音です。ラクな速度でii-V-Iの3小節を2〜3周止まらずに録音し、その中でいちばん良いテイクを自分の最初のii-V-Iウォーキングとして残しましょう。4弦・5弦の両方を残せば5週目の完成です。
今日の完了基準: Gm7-C7-Fmaj7のii-V-Iウォーキング3小節を、2つのアプローチノート(Db・E)でつなぎ、スイング4分音で4弦・5弦の両方で家へ帰るように弾き切り・録音できる。 — 週間の成果物:自分の最初のii-V-Iウォーキングベースの録音。(5週目の完成!)
- 2小節目のC7で手がもつれます。 C7の5度G(4弦3フレット)でいったん低い弦へ下り、b7 Bb(3弦1フレット)へ戻ります。この手の移動を遅い速度であらかじめ身につけておくと、実践がラクになります。
- 橋のあとの着地が急ぎます。 4拍目の橋(Db・E)から、うれしくなって次の1拍目を早く取りがちです。どちらの橋も半音1つですから、急がず拍にぴったり着地しましょう。
今週の歩みの主役、2つの橋DbとEを一目で見ておきましょう。この2つのアプローチノートが、3つのコードを1つにつないだ鍵です。
▶ 4弦. 1小節目Gm7の橋Db(3弦4フレット)と2小節目C7の橋E(3弦7フレット)、2つのアプローチノートです。
▶ 5弦. 位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきましょう。
- 5週目の自分を大きくほめましょう。 3つのコードのトーンから始めて、アプローチノートでつなぎ、いまii-V-Iというジャズの核心の進行をスイング4分音で弾き切り、録音まで残しました。本当に大きな一歩です。来週からはこのii-V-Iをもっと多くの調と長い進行の上で歩き、本物のジャズ・ウォーキングへと広げていきます。