理論 · 解説
二日間、接近音の三種類を学びました — クロマチック、スケール、ドミナント。今日はいよいよその接近音を実際のウォーキングラインの中に入れてみます。これまでは接近音を一つだけ取り出して練習しましたが、今日からはコードトーンで歩きながら、4拍目で接近音によって橋を架けます。
規則はシンプルです。一つの小節をこう埋めます — 1拍目ルート、2・3拍目コードトーン、4拍目接近音。前の三拍は今のコードにしっかり立ち、最後の一拍が次のコードへ手を伸ばします。すると次の小節の1拍目が待っていたかのように着地します。これがウォーキング一小節の完成形です。
今日のラインはF7→Bb7の二小節です。1小節はF7のR-3-5を踏み、4拍目にA(Bbの半音下)で橋を架けます。2小節はBb7のR-3-5を踏み、4拍目にE(Fの半音下)で橋を架けて最初のFへ戻ります。接近音が二つのコードを切れ目なくつなぐ輪になります。
接近音を選ぶときはたった一つだけ考えます — 次のコードのルート。そのルートの半音上・下、全音上、または5度上のどれかを4拍目に置けばよいのです。今日は手に馴染んだクロマチックから始めます。慣れたらスケール・ドミナントに差し替えてもラインは生きています。
まず今日のラインの地図を見ます — 二つの着地点F・Bbと、その前の二つの接近音B・Eです。
▶ 4弦。 二つの着地点F(4弦1フレット)・Bb(3弦1フレット)と、接近音B(3弦2フレット)・E(2弦2フレット)です。
▶ 5弦。 位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきます。
目で見る
では今日のウォーキングラインです。各小節を1拍目ルート → 2・3拍目コードトーン → 4拍目接近音の順で歩きます。4拍目の接近音が次の小節の1拍目を呼ぶか感じながら踏みます。すべての例は4弦・5弦の二つのバージョンです。
▶ BPM 76、4弦。 1小節4拍目AがBbを、2小節4拍目EがFを半音下から狙います。各1拍目はルートに着地。
▶ BPM 76、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきます。
今日の練習
0〜10分 · ウォームアップ 昨日のスケール・ドミナント接近をBPM 72で一度ずつ歩きます。三つの接近音の感覚を指先に呼び戻します。
10〜20分 · 頭のトレーニング 下の準備例でルート → 接近音だけを繰り返します。各小節で4拍目の接近音が次のルートを呼ぶその一歩をとてもゆっくり覚えます。
▶ BPM 66、4弦。 各小節のルートから接近音(A・E)へ一歩。接近音が次の小節のルートを呼ぶ引き込みを感じます。
▶ BPM 66、5弦。 音と位置は4弦と同じです。
20〜40分 · 実践 上のウォーキングラインをBPM 76で二小節の循環として歩きます。4拍目ごとに次のコードへ橋が架かるか確認します。4弦で覚えたあと、5弦でも確認します。
40〜50分 · 録音・フィードバック 30秒録音して、1拍目の着地と4拍目の接近音がはっきり区別できるか聴いてみます。接近音をAの代わりにB(半音上)に差し替えて、感覚の違いもメモしておきます。
今日の完了基準: 各小節を1拍目ルート・2・3拍目コードトーン・4拍目接近音の順でF7→Bb7の二小節を循環し、接近音が次のコードを呼ぶ感覚を4弦・5弦どちらでも出せる。
- 4拍目で手が止まる。 接近音を置いたあと次のルートへ移るとき切れやすいです。4拍目を鳴らしている間に左手を先に次のルートへ移しておきます。
- 接近音を長く引きずる。 4拍目の接近音も他の拍と同じ4分音符です。それだけ長くなると拍子が揺れます。
ラインの骨組みは二つの着地点です。下のフレットボードのFとBbさえ確かなら、残りはついてきます。
▶ 4弦。 二小節の着地点 — F(4弦1フレット)とBb(3弦1フレット)です。
▶ 5弦。 位置は4弦と同じです。低音Bへ下りてより低いルートも掴めます。
- 接近音を差し替えてみる。 今日のラインはクロマチック(半音下)ですが、同じ4拍目にスケールやドミナントを入れてもよいです。接近音は差し替えのきく部品です。明日はこのラインを今週の完成物に仕上げます。