理論 · 解説
密度ランプの三段目です。昨日はルート-5度(2分音符)で歩き、今日はいよいよ4分音符で1拍に1音ずつ、コードトーンR-3-5-b7の四音すべてを踏みます。4分音符ウォーキングこそジャズ・ウォーキングベースの本当の歩みです。骨組みに肉がついて、ラインが大股で歩き始める瞬間です。
一小節に四音が全部入るのでリズムが速くなったようですが、実はルールは昨日と同じ — 1拍目はルート、そして2・3・4拍に3度・5度・b7を順に乗せます。とくに3度はそのコードがメジャーかマイナーかを決める音なので、アルペジオでいちばんよく聴こえる色です。1拍目のルートにしっかり着地したら、残りの三音を均一につなげばいいです。
今日踏む場所はすでに先週すべて覚えたところです。F7ならR(4弦1フレット)-3(4弦5フレット)-5(3弦3フレット)-b7(3弦6フレット)、Bb7なら同じ手の形を一弦上へ移した場所です。新しい位置を覚えるのではなく、知っている四つの場所を4分音符のリズムに乗せる練習です。
まずはF7のコードトーン四つの場所をもう一度目に入れておきます。
▶ 4弦。 青四つがF7のR-3-5-b7。今日この四つの場所を4分音符で踏みます。
▶ 5弦。 位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきます。
5弦でも四つの場所は4弦と完全に同じです。低音Bは今日もひとまず覆っておき、四音を均一な4分音符でつなぐことだけに集中します。位置はすでに手にあるので、今日の課題はただリズムの均一さです。
目で見る
ではコードトーンを4分音符で歩いてみます。まずF7アルペジオ、それからBb7アルペジオを音で確認します。二つのコードは同じ手の形が位置だけ移ったものなので、感覚がそのまま続きます。すべての例は4弦・5弦の二つのバージョンです。
▶ BPM 76、4弦。 F7のR-3-5-b7を1拍に一つずつ。1拍目のルートに着地したあと均一に上ります。
▶ BPM 76、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきます。
次はBb7アルペジオです。F7の形を一弦上へ移した場所で、同じR-3-5-b7を踏みます。
▶ BPM 76、4弦。 Bb7のR(3弦1フレット)-3-5-b7。手の形はF7と同じです。
▶ BPM 76、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきます。
今日の練習
0〜10分 · ウォームアップ 昨日のR-5ラインをBPM 72で一度歩きます。1拍目のルート着地を指先に呼び戻します。
10〜20分 · 頭のトレーニング F7のコードトーン四つの場所を指先で確認し、下の準備例でアルペジオを上って下りながらゆっくり覚えます。位置を手に刻み直します。
▶ BPM 72、4弦。 1小節は上り、2小節は下ります。上り下りしながら四つの場所を手に固めます。
▶ BPM 72、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておきます。
20〜40分 · 実践(今日の完成物) 上のF7アルペジオとBb7アルペジオをBPM 76で交互に反復します。四つの4分音符がすべて同じ長さでそろってつながるのが目標です。4弦で覚えたあと、5弦でも確認します。
40〜50分 · 録音・フィードバック 30秒録音して、四音の間隔が一定か聴いてみます。特定の音だけ遅れたり速かったりしたら、その拍だけ別にゆっくり反復します。
今日の完了基準: F7・Bb7のコードトーン・アルペジオ(R-3-5-b7)をBPM 76のスウィング4分音符で均一に、4弦・5弦どちらも歩ける。
- 後半ほど速くなる。 R-3まではっきりしていて、5-b7で急ぎがちです。四拍が定規で測ったように同じ間隔でなければなりません。
▶ 4弦。 C7も同じ手の形です — R(3弦3フレット)-3-5-b7。余裕があればC7アルペジオも4分音符で踏んでみます。
▶ 5弦。 位置は4弦と同じです。低音Bへ下りてより低いオクターブも試してみます。
- b7を短く切る。 最後のb7も次の拍まで十分に鳴らしてこそ小節がいっぱいになります。指を急いで放さないでください。
- 3度を流す。 3度はコードの色を決める音です。ほかの音に埋もれないようはっきり弾きます。
- 5弦低音Bの油断。 四音に集中してBに触れると低音が漏れます。使わないBは常に覆っておきましょう。