理論 · 解説
8週目の二日目です。昨日作った一小節を、今日は二小節の曲に育てます。8週間前は一音も精いっぱいだったのに、いまやグルーブとフィルをつないで短い「曲」を作るのです。曲は大げさである必要はありません — メイン・グルーブとフィル/変奏、二小節あれば十分です。
1小節目はメイン・グルーブ — 4弦のEオクターブとゴーストが転がる、曲の柱です。2小節目は同じグルーブで始まり、後半でb3-4-5プル・フィルで少し変奏を与えます。メインが二回まわるのではなく、二回目にプルが乗って「答える」構造です。メインが曲の顔なら、フィルはその顔に浮かべる小さな微笑みのようなものです。
こうして問いと答えの二小節がファンクの基本の文です。BPM 85が目標ですが、二小節をつなぐと継ぎ目で拍が揺れやすいです。ゆっくり始めて、1小節目の終わりから2小節目の最初の音へ渡る場所をなめらかにします。急がなくて大丈夫です。二小節をゆっくり往復しているうちに、いつの間にか体が曲の長さを覚えます。二小節が一呼吸でまわれば成功です。
5弦でも二小節の手の形は4弦と同じです。低音Bは親指で覆っておき、二小節の流れだけに集中します。5弦なら低音Bルートでもっと重い曲も可能です。今日この二小節が体に馴染んだら、明日は止まらずに反復するリハーサルへ進みます。まず二小節が通る場所を指板でなぞります。
▶ 4弦。 1小節目のグルーブはR・8から、2小節目のプル・フィルはG弦のb3・4・5から出ます。
▶ 5弦。 手の場所は4弦と同じです。低音Bは親指で覆っておきます。
目で見る
今日は二小節の曲を完成させます! まずメイン・グルーブ一小節で柱を立ててから、二小節の曲につなげます。各例は4弦・5弦の二つのバージョンです。
まずはメイン・グルーブ一小節。曲の柱になるオクターブ+ゴースト・グルーブをはっきり転がします。
▶ BPM 80、4弦。 曲の柱になるメイン・グルーブです。二回反復しても揺れないように。
▶ 5弦。 音と場所は4弦と同じです。低音Bは親指で覆っておきます。
いま二小節をつなげます。1小節目のメイン・グルーブのあと、2小節目は後半でb3-4-5プル・フィルで答えます。
▶ BPM 85、4弦。 1小節目メイン、2小節目フィル。二小節が一呼吸でまわらなければなりません。
▶ 5弦。 音と移動は4弦と同じです。低音Bは親指で覆っておきます。
今日の練習
0〜10分 · ウォームアップ 昨日完成した一小節をBPM 60で軽く転がして手を目覚めさせます。今日はこれを二小節につなげてみます。
10〜20分 · 頭のトレーニング 二小節の曲を下のようにとてもゆっくり回しながら、1小節目から2小節目へ渡る継ぎ目を手に刻みます。
▶ BPM 60、4弦。 とてもゆっくり。1小節目の終わりから2小節目の最初の音へなめらかに渡るか確認します。
▶ 5弦。 音と移動は4弦と同じです。低音Bは親指の側面で覆っておきます。
20〜40分 · 実践 二小節の曲をBPM 85で反復します。流れが切れたらテンポを落として継ぎ目から生かします。4弦で覚えたあと5弦でも確認します。
40〜50分 · 録音・フィードバック 二小節を30秒録音してメインとフィルが一つの曲に聞こえるか聴いてみます。今日ラクだったBPMも書いておきます。
今日の完了基準: メイン・グルーブ(1小節目)とプル・フィル(2小節目)をつないだ二小節の曲をBPM 85で一呼吸で演奏できる。
二小節の曲をBPM 90で少し押して、速くなっても継ぎ目が生きているか確認します。
▶ BPM 90、4弦。 少し速くなってもメインとフィルの継ぎ目がなめらかに生きているか確認します。
▶ 5弦。 音と移動は4弦と同じです。低音Bは常に親指で覆っておきます。
- 継ぎ目が切れる。 1小節目の最後のゴーストを逃すと2小節目が遅れて入ります。最後のゴーストまで数えて渡ります。
- 2小節目が急ぐ。 プル・フィルがうれしくて急ぎやすいです。メインと同じテンポで押し込みます。
- 二小節が別々になる。 メインとフィルが違う曲に聞こえるなら、一つのフレーズとして歌い通すと考えます。
- 低音Bの油断(5弦)。 曲に没頭してBが鳴りやすいです。親指の側面で常にBを覆っておきます。