Riff

Month 1 — スラップの二つの音、サムとプルでグルーヴを立てる30日 · 1週目

サムの弦移動 — EとAを行き来して寝かせる

約50分

理論 · 解説

昨日、開放Eで最初の「ドン!」が出たなら、半分は来ています。スラップは指ではなくドラム — 覚えていますか、サムはキック、ゴーストはその隙間を埋める休符です。今日は二つを足します — 弦を移してサムを叩くこと(E↔A)と、スラップ本当の難関であるミュート(叩かない弦を寝かせること)です。この二つが揃って初めて、サムは「練習」から「グルーヴ」に変わります。

弦の移動は見た目より簡単です。前腕の回転は昨日のまま、狙う弦だけ変えます。開放Eは4弦、開放Aはそのすぐ上の3弦です。手首は固定したまま親指を1弦ぶん内側へ移し、同じ角度で弾けばAも同じように「ドン!」と鳴ります。前腕ごと振らず、親指の移動距離を最小に抑えるのがコツです。

ところがスラップは音が大きく開放弦が多いので、放っておくと叩かない弦までうなって濁ります。だからミュートが必須です。左手は使わない弦の上に指を寝かせて軽く乗せて寝かせ、右手の親指は今叩いている弦より低い弦を覆います。両手が門番のように協力して初めて、一音だけがくっきり残ります。ここに音程のないゴースト音(「チッ」)を合間に入れると、静けさがむしろリズムになります — 譜面ではXで表します。

5弦なら寝かせる弦がもう一本増えます。低音Bは親指で覆い続け、E・Aを行き来する間ずっとBが漏れて鳴らないようにします。E・Aの位置は4弦とまったく同じなので、5弦はただミュートに少しだけ気を配ればよいのです。

目で見る

今日は三つの例を見ます。まずE・Aの二つの打点をフレットボードで確認し、サムで二本の弦を行き来したあと、ゴースト音でミュートを覚えます。各例は4弦・5弦の二つのバージョンです。

まずはE・Aサム打点マップ。二つの青い点が開放E(4弦)と開放A(3弦)です。

1234GDAEEA
Thumb spots on E and A — 4-string

4弦。 下の青が開放E(4弦)、上の青が開放A(3弦)です。親指を1弦ぶん移して同じ角度で弾きます。

1234GDAEBEA
Thumb spots on E and A — 5-string

5弦。 E・Aの位置は4弦と同じです。低音Bは親指で覆い、二本を行き来する間ずっと寝かせておきます。

例1 — サム弦移動 E↔A。 開放Eと開放Aを交互にサムで叩きます。親指が二本の弦の間を最短距離で行き来します。

= 601TRTTTTRTTT00000000
Thumb slap E-A move — 4-string

BPM 60、4弦。 開放E(4弦)→開放A(3弦)を交互にサムで。二本の「ドン」の大きさが同じか耳で確認します。

= 601TRTTTTRTTT00000000
Thumb slap E-A move — 5-string

BPM 60、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは親指で覆い、移動中も漏れて鳴らないようにします。

例2 — サム+ゴースト。 開放Eのサムとゴースト音(X)を交互に叩きます。「ドン・チッ・ドン・チッ」の間の静けさがくっきりするほどグルーヴが生きます。

= 651TRTTT0000
Thumb slap with ghost mute — 4-string

BPM 65、4弦。 表拍は青い開放Eのサム、裏拍はX(チッ)。サムとゴーストの大きさの差が大きいほどリズムがくっきりします。

= 651TRTTT0000
Thumb slap with ghost mute — 5-string

BPM 65、5弦。 4弦と音は同じです。低音Bは親指で覆い続け、ゴーストを出すときもBが一緒に鳴らないようにします。

今日の練習

0〜10分 · ウォームアップ 昨日の開放EサムをBPM 60で解しなおします。まず「ドン」トーンが昨日と同じくらい均一かを確認します。

10〜20分 · 頭のトレーニング 開放EとAをとてもゆっくり行き来します。親指が1弦ぶんだけ移動するか、その最小移動にだけ集中します。

20〜40分 · 実践 例1(E↔A移動)をBPM 60で反復 → 二つの「ドン」が揃ったら例2(サム+ゴースト)へ進みBPM 65。叩かない弦がうなって漏れたら例1に戻します。

40〜50分 · 録音・フィードバック 30秒録音して叩いた弦だけ鳴り、残りは静かかを聴いてみます。今日到達したBPMも記録しましょう。

今日の完了基準: 開放EとAをサムで行き来し、60〜65で二つの「ドン」が揃い、叩かない弦は静かなまま移動できる。

  • 親指が大きく動きすぎる。 弦をまたぐとき親指が遠くへ飛ぶと拍が遅れます。1弦ぶんだけ最小に移しましょう。
  • 叩かない弦がうなる。 Eを叩くのにA・D・Gも鳴るなら、左手をその弦の上に軽く乗せて寝かせます。
  • ゴースト音が強すぎる。 チッを強く出すと音程が生き返って濁ります。ごく軽く、ミュートされた打撃音だけを。
  • 低音Bの油断(5弦)。 弦移動に集中してBを逃すと低音が漏れます。親指は常にBの上に乗せておきましょう。