Riff

Month 1 — ボイシング & ムーブメント · 1週目

ネオソウル最初のグリップ — Dm9ボイシング

約50分

理論 · 解説

ネオソウル・トラックの1週目です。今週の目標は、シグネチャー・ヴァンプ Dm9 → G13 の二つのグリップを手に入れることです。ネオソウルのコードは中音域の柔らかなグリップです。普通のコードはルートから積み上げますが、ネオソウルはルートをベースに任せて、手は3度・7度・テンションだけを押さえます。ベースが土台を敷いてくれるので、私たちの手はその上に色を塗るだけでいいのです。今日出会うコードは Dm9。名前は見慣れなくても、じつはDm7に9度を一粒乗せて、ふわりと柔らかな色を付けたコードです。理論が難しく感じても大丈夫。今日はただ、この一つのグリップを指先で出会う日です。

Dm9 の中身を開けてみましょう。構成音はルート(D)・b3・b7・9の四つです。5弦5フレットがルート D、4弦3フレットが b3(F)、3弦5フレットが b7(C)、2弦5フレットが 9(E) です。この9度こそ、ネオソウル特有の柔らかな響きです。ルートは軽く置いて、色は耳で感じてみてください。

今日は速さもリズムも気にしないでください。目標はこのDm9のグリップを一つ、きれいに鳴らすことだけです。どの弦がルートか(5弦)だけ覚えておけば、次のグリップへ進むときぐっと楽になります。では Dm9 のグリップを手に乗せてみましょう。

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Dm9 grip — x5355x

5弦5フレットがルートDです。4弦3フレット(b3)、3弦5フレット(b7)、2弦5フレット(9)を一緒に押さえます。6弦・1弦はミュート。

目で見る

グリップを一音ずつばらして聴くと、色がもっとはっきり聞こえます。次のように ルート → b3 → b7 → 9 の順で一音ずつ鳴らしてみましょう。9度(E)が最後に乗るとき、柔らかな色がぱっと開きます。

= 601Rb3b795355
Dm9 note-by-note

BPM 60。 四つの音を下から上へ一つずつ、それぞれがはっきり鳴るか確かめます。

では四つの音を一度に鳴らしてみましょう。アルペジオで下から上へやさしく転がすと、ネオソウル特有のローリング感が出ます。手首の力を抜いて、ゆっくり掃き上げてみてください。

今日の練習

0〜10分 · ウォームアップ BPM 60。Dm9 のグリップを押さえては離して手をほぐします。鳴るべき四弦だけがきれいに出ているかを一つずつ確認します。

10〜20分 · 頭のトレーニング(グリップの形をゆっくり) グリップを作るとき、指が置かれる順番を声に出して押さえます。ルート(5弦) → b3(4弦) → b7(3弦) → 9(2弦) の順で。

20〜40分 · 実践コンピング(BPM 70) Dm9 を一小節に一回ずつやさしく鳴らします。すべての音が均等に鳴るかだけを見ます。

= 701Dm9Dm953555355
Dm9 whole-note comping

BPM 70。 二小節ともDm9です。アルペジオ・ストロークで下から上へやさしく掃きます。

40〜50分 · 録音/セルフフィードバック(推奨) 30秒録音してチェックします。四弦すべてが柔らかく鳴っているか

今日の完了基準: Dm9ボイシングを四弦すべてきれいに鳴らせる。

Dm9 グリップでよく出るミスだけを挙げます。

34567eBGDAE2R
Mute strings 6 and 1

6弦・1弦はしっかりミュート。 二弦が漏れると柔らかな色が濁ります。

  • 5弦のルートが鳴らない。 中指を立てて5フレットを正確に押さえます。
  • 2弦の9度がつぶれる。 小指の先を立てて5フレットを押さえると色が生きます。
  • 手がこわばる。 グリップは強く握るのではなく、そっと乗せる感覚です。
  • 1弦が鳴ってしまう。 小指の内側で1弦を軽く覆います。
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