理論 · 解説
ついに4週目、M1の最後の週です。今日から学ぶのはターンアラウンド(turnaround) — 12小節の最後の四小節が曲をもう一度最初へ戻す結び目です。ここまでA7・D7・E7のブギーを一つずつ身につけてきましたね。その断片が今日、一つの輪につながります。ターンアラウンドがあってこそ、12小節が途切れず回り続けます。
ターンアラウンドの正体はV-IV-I-Vです。Aブルースでは V が E7、IV が D7、I が A7 なので、最後の四小節がE7 → D7 → A7 → E7と流れます。前の三つのコードが家に戻ってから、最後のE7が再び扉を開けて次の周回へつなぎます。この最後の一つのコードが、曲を終わらせずに「もう一回!」と手招きする場所です。
弾き方はすでに手の中にあります。新しい形は一つもありません。1・2週目で身につけたブギーリフを、コードごとにルート弦だけ移して乗せれば、それがターンアラウンドです。E7は6弦、D7は4弦、A7は5弦がルートということだけ覚えれば大丈夫です。今日は速さを欲張らず、四小節がなめらかにつながることだけを目標にします。4週間前はコード一つ押さえるのも大変だったのに、今は四つのコードを一つの流れに編んでいます。
まずコードだけでこの流れを聞いてみましょう。一小節に一コードずつ、全音符で押さえます。
▶ BPM 80、シャッフル。 一小節に一コードずつE7 → D7 → A7 → E7を全音符で鳴らします。最後のE7が再び最初へ引き戻す感じを聞きます。
目で見る
今度はその四小節をブギーリフで歩いてみましょう。コードが変わるだけで、歩く手の形はいつも同じです。
▶ BPM 80、シャッフル。 E7(6弦)-D7(4弦)-A7(5弦)-E7。同じブギーの形がコードごとに席を移すだけです。
ゆっくり始めて、コードが変わる瞬間もシャッフルが揺れないかを足で確認します。
今日の練習
0〜10分 · ウォームアップ BPM 65。E7ブギー一小節で手を温めます。ロング・ショートのシャッフルが生きているかを足で確認します。
▶ BPM 65、シャッフル。 E7ブギー一小節。6弦ルートの上で5度→6度→b7→6度と歩きます。
今度は家(A7)から、再び扉を開けるV(E7)へ移る二小節をつなげてみます。
▶ BPM 80、シャッフル。 1小節A7、2小節E7。IからVへ移りながら、次の周回へ引く力を感じます。
10〜20分 · 頭のトレーニング(今日のターゲット=ターンアラウンドの順番) 頭の中でE7 → D7 → A7 → E7の順を声に出して覚えます。ルート弦が6→4→5→6と動く絵を描きます。
20〜40分 · 実践ターンアラウンド(BPM 80) 四小節のターンアラウンドを途切れず繰り返します。最後のE7が次の小節へ引くかを聞きます。
40〜50分 · 録音/セルフフィードバック(推奨) 四小節のターンアラウンドを録音します:コードが変わってもシャッフルが生きているか。
今日の完了基準: 四小節のターンアラウンド(E7-D7-A7-E7)をシャッフルで途切れず通過できる。
ターンアラウンドでよく出るミスです。最後のE7を落とすと、曲が次の周回へつながりません。
▶ 最後のE7が結び目です。 このVコードが曲を最初へ戻します。6弦開放のEがルートです。
- D7とA7の順番が混ざる。 IV(D7)の次はI(A7)です。V-IV-I-Vの順を口で覚えます。
- 最後のE7をA7で終える。 まだ曲は終わっていません。次の周回があるので、E7で開けておきます。
- コードの切り替えが遅い。 次のコードのルート弦を一拍早く思い浮かべます。
- シャッフルが平らになる。 コードチェンジに気を取られてロング・ショートが均等になります。足で拍を踏み続けます。