理論 · 解説
これまでコードトーンを下から上へ踏んで上るだけでしたね。今日は上り下り — 上った道をそのままたどって下りてくる練習を足します。ウォーキングは一方向にだけ歩くものではありません。上ってからまた下りて次のコードへ橋を架けるのが本当の歩みです。上ることだけ知っていては半分で、下りることまで知ってこそどこへでもつなげられます。
やり方は簡単です。F7ならR-3-5-b7で上ったあと、いちばん上のb7を頂点にしてb7-5-3-Rの順で下りてきます。上るとき押さえた場所を逆にたどるだけなので、新しく覚えることはありません。このとき頂点のb7でなめらかに方向を変えることが鍵です。下りるとき音がぼやけやすいので、上るときと同じくらいはっきり踏みます。
ここでもう一歩進みます。アルペジオ・ウォーキング — 一つのコードのコードトーンを4分音符でなぞったあと、次のコードのコードトーンへ自然に移るのです。今日はF7 → Bb7 → C7の順で、一小節に一コードずつアルペジオをつないで歩きます。コードが変わったらそのコードのルートからまた踏み始めるだけです。これがウォーキングベースの最も基本の骨組みです。
下のマップでF7の上り下りの道を目に描いてみます。
▶ 4弦。 ルートFから上り、b7 Ebで方向を変えてまたRへ下ります。同じ四つの場所を往復するのです。
▶ 5弦。 位置は4弦と同じです。低音Bは手で覆っておきます。
5弦ならこの上り下りも4弦と同じです。慣れたら低音B弦を使って、より低いルートから出発する代替ラインも試せます。今日はまずそろった往復とコード同士のつなぎに集中します。
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では音で覚えます。まずF7の上り下りを弾き、続けてF7からBb7へ移る二コードのウォーキングを練習します。コードが変わる瞬間がウォーキングでいちばんスリリングな場所です。すべての例は4弦・5弦の二つのバージョンです。
まずはF7の上り下りです。R-3-5-b7で上ってb7-5-3-Rで下ります。
▶ BPM 72、4弦。 一小節目は上り、二小節目は下ります。頂点のb7でなめらかに方向を変えます。
▶ BPM 72、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておき、慣れたらより低く広げてみます。
次はF7 → Bb7の二コード・ウォーキングです。各コードを一小節ずつアルペジオで歩きます。
▶ BPM 72、4弦。 一小節目F7、二小節目Bb7。コードが変わったらそのコードのルートからまた始めます。
▶ BPM 72、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは手で覆っておきます。
今日の練習
0〜10分 · ウォームアップ 昨日覚えた三つのコードのアルペジオをBPM 70で上りながら一度ずつほぐします。三つの家の位置を指先に呼び戻します。
10〜20分 · 頭のトレーニング F7の上り下りをとてもゆっくり反復しながら、頂点のb7で方向を変える地点を手に馴染ませます。下りるときも上るときと同じくらいはっきりが目標です。
20〜40分 · 実践(今日の完成物) 下のF7 → Bb7 → C7アルペジオ・ウォーキングをBPM 72で反復します。一小節に一コードずつ、コードが変わるときルートからまた踏んで自然につなげます。
▶ BPM 72、4弦。 三つのコードを一小節ずつアルペジオでつないで歩きます。コードの境目で途切れないよう流れるように。
▶ BPM 72、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておき、慣れたらより低く広げてみます。
40〜50分 · 録音・フィードバック 30秒録音して、コードが変わる継ぎ目がなめらかか聴いてみます。途切れたり拍がもたつく所があれば、その部分だけゆっくり歩き直します。
今日の完了基準: F7・Bb7・C7のコードトーンを4分音符で上り下りし、三つのコードを一小節ずつつないだアルペジオ・ウォーキングをBPM 72で途切れなく歩ける。
- 下りるときにぼやける。 上るときははっきりしているのに、下りるとき音がつぶれやすいです。下りだけ切り離してゆっくり練習します。
▶ 4弦。 b7-5-3-Rの順で下りてくる道です。各音を上るときと同じくらいはっきり踏みます。
▶ 5弦。 位置は4弦と同じです。低音Bは手で覆っておきます。
- コードの境目で拍がもたつく。 コードが変わる瞬間に手が遅れるとグルーヴが崩れます。変わる一拍前に次のルートをあらかじめ狙います。
- 速度を急ぐ。 72で継ぎ目がなめらかでないのに上げると全部ぐらつきます。なめらかさが先です。
- 低音Bの油断(5弦)。 位置を上り下りするときにBに触れると低音が漏れます。使わないBは常に覆っておきましょう。