Riff

Month 1 — ウォーキングの骨組み:コードトーンからFブルース12小節まで · 1週目

ウォーキング初日 — F7の安全な石(コードトーン)

約50分

理論 · 解説

いよいよウォーキングベースの第一歩を踏み出す日です。ウォーキングベースが難しく感じたなら、たった一文だけ覚えてください — ウォーキングはコードの上を歩くことです。 歩くときにどこでも踏むと足がはまりますが、踏んでもいい安全な石だけを選んで踏めば、どこへでも楽に渡れます。ベースでその安全な石が、まさにコードトーン(R・3・5・b7)です。今日はこの週の舞台であるFブルースの最初のコード、F7のコードトーンを手に馴染ませます。

F7は四つの音でできています — ルートF、3度A、5度C、b7度Eb。この四つがF7の上でいつ踏んでもはまらない石です。ルートはそのコードの名前であり家です。F7ならFが家で、残りの3・5・b7は家の周りに置かれた踏み石だと考えると楽です。特に3度Aはそのコードがメジャーかマイナーか性格を決める音なので、ウォーキングで最もよく着地する目標になります。

フレットボードで位置を見ましょう。4弦を基準にルートFは4弦1フレット3度Aは4弦5フレット5度Cは3弦3フレットb7度Ebは3弦6フレットです。最初は四つの場所を一度に覚えようとせず、ルートFから指先で押さえて確認し、一つずつ増やしていきます。右手は人差し指・中指で交互に弾くツーフィンガーで、一音一音はっきり鳴らします。

まずは家であるルートFの一か所からしっかり押さえておきます。

1234567GDAER
F7 root on the E string — 4-string

4弦。 ルートFは4弦1フレット。すべてのコードトーンの出発点であり家です。

1234567GDAEBR
F7 root on the E string — 5-string

5弦。 位置は4弦と同じです。低音B弦が一本増えるだけです。

5弦を使うなら運指は4弦とまったく同じです。弦番号も4弦(E)〜1弦(G)がそのままで、いちばん下に低音B弦が一本増えるだけです。慣れたらその低音Bでウォーキングをより低い音域まで広げられますが、今日はF7の四つのコードトーン位置を目と手に刻むことだけに集中します。この四つの石が、この週ずっと私たちが踏んで歩く道になるからです。

目で見る

今日はF7のコードトーンをフレットボードと譜面の両方で目に焼き付けます。まずフレットボードで四つの安全な石の位置を確認し、次にその石を4分音符で一つずつ踏んでいきます。すべての例は4弦・5弦の二つのバージョンで並べました。

まずはF7コードトーンマップです。青い点がコードトーン — ルートFを出発点に、3度・5度・b7度がどこに置かれるか一目で捉えます。

1234567GDAER35b7
F7 chord tones (R-3-5-b7) — 4-string

4弦。 ルートF(4弦1フレット)から出発して3度A・5度C・b7 Ebまで、四つの場所を目でなぞります。

1234567GDAEBR35b7
F7 chord tones (R-3-5-b7) — 5-string

5弦。 コードトーンの位置は4弦と同じです。いちばん下の低音Bは今は使わず手で覆っておきます。

次はルートと3度だけを行き来する例です。3度(緑の音)はウォーキングが最もよく着地する目標点なので、まず耳に馴染ませておきます。

= 70Swing 8ths1R3R31515
F7 root and third — 4-string

BPM 70、4弦。 ルートFと3度Aを交互に踏みながら、二つの音の距離を手に馴染ませます。

= 70Swing 8ths1R3R31515
F7 root and third — 5-string

BPM 70、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは鳴らないよう覆っておきます。

今日の練習

0〜10分 · ウォームアップ 右手の人差し指・中指で開放弦を交互に弾いて手をほぐします。まだ音程よりそろったツーフィンガーが先です。

10〜20分 · 頭のトレーニング F7コードトーンマップを見ながらルートF → 3度A → 5度C → b7 Ebの順に位置を指先で押さえて確認します。目を閉じても四つの場所を見つけられるまでゆっくりと。

20〜40分 · 実践(今日の完成物) 下のF7アルペジオをBPM 70で反復します。1拍に1音ずつ、R-3-5-b7をはっきり踏んで上がっていきます。

= 70Swing 8ths1R35b71536
F7 chord-tone arpeggio (ascending) — 4-string

BPM 70、4弦。 F7の四つのコードトーンを下から上へはっきりと。この四音がF7の上の「安全な石」です。

= 70Swing 8ths1R35b71536
F7 chord-tone arpeggio (ascending) — 5-string

BPM 70、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは覆っておき、慣れたらより低い音域へ広げてみます。

40〜50分 · 録音・フィードバック 30秒録音して四つの音が同じ大きさでそろって鳴るか聴いてみます。今日押さえた位置が正確だったかも確認します。

今日の完了基準: F7のコードトーンR-3-5-b7をフレットボードで見つけ、BPM 70で4分音符のアルペジオとしてはっきり押さえて上がっていける。

  • b7を落とす。 慣れたR・3・5だけ押さえてb7 Ebをつい忘れます。b7があってこそ「F7」のドミナントの色が生きるので、四つ目の石を必ず拾いましょう。
1234567GDAEb7
F7 flat-7 (Eb) landmark — 4-string

4弦。 b7 Ebは3弦6フレット。R・3・5にこの一音を足してこそF7が完成します。

1234567GDAEBb7
F7 flat-7 (Eb) landmark — 5-string

5弦。 位置は4弦と同じです。低音Bへ下りて別のオクターブのb7も探せます。

  • 音を短く切る。 4分音符は次の拍まで十分に鳴らしてこそ歩く感じが出ます。指を急いで離さないでください。
  • 位置だけ覚えて音を聴かない。 フレット番号よりその音がどう聞こえるかが大切です。押さえるたびに音を耳に入れましょう。
  • 低音Bの油断(5弦)。 コードトーンに集中してBに触れると低音がうなって漏れます。使わないBは常に覆っておきましょう。
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