Riff

Month 1 — スラップの二つの音、サムとプルでグルーヴを立てる30日 · 2週目

オクターブの手の形 — 手が覚える梯子の一段

約50分

理論 · 解説

昨日は二つの開放音でT-Pを均一にしました。今日はスラップグルーヴの心臓、オクターブの手の形を手に入れます。この一つの手の形がスラップグルーヴの8割です。サムでルート、ポップでそのオクターブ — まさにこの組み合わせがスラップでいちばんよくある基本フォームです。

手の形はこうです。サムはルートE(開放4弦)ポップは1オクターブ上のE(2弦2フレット)です。左手の人差し指(または薬指)で2弦2フレットを押さえ、親指は下の4弦を「ドン」、人差し指・中指は上の2弦を「パチッ」。この開いた手の間隔が手が覚える梯子の一段です — 一度覚えればどのフレットへ移してもフォームはそのままです。このフォームを手に入れれば、A・D・Gどのルートへ移しても形が同じなので、これから学ぶスラップグルーヴの大半はこのオクターブの上で育ちます。今日フォームを正確に刻んでおけば、あとでどんな曲に出会ってもずっと楽になります。だから今日は速さではなく、フォームとジャンプの「正確さ」にだけ価値を置きます。

今日の目標は速さではなくきれいなオクターブジャンプです。サムが4弦を叩いて跳ね返ったあと、指がすぐ2弦のオクターブを引っかけて弾きます。間の弦(3弦A)は左手人差し指の側面で軽く覆って雑音が出ないようにします。ドンとパチッが同じ大きさできれいにつながれば今日は成功です。BPM 60からゆっくり。

5弦なら手の形は4弦とまったく同じです。低音Bは親指で覆っておき、慣れたらこのオクターブグルーヴをB弦のルートへ移してもっと重く試してもよいです。

目で見る

今日はオクターブの手の形をフレットボードにまず刻み、4分音符できれいなオクターブジャンプを覚えたあと8分音符で貼り合わせます。各例は4弦・5弦の二つのバージョンです。

まずはオクターブの手の形マップ。下の青がサムで叩くルートE(4弦)、上の青がポップで弾くオクターブE(2弦2フレット)です。

1234GDAER8
Octave shape — thumb root E + pop octave — 4-string

4弦。 下の青がルートE(4弦、親指サム)、上の青がオクターブE(2弦2フレット、人差し指・中指ポップ)です。この開いた手の間隔を目に焼き付けます。

1234GDAEBR8
Octave shape — thumb root E + pop octave — 5-string

5弦。 手の形は4弦と同じです。低音Bは親指で覆っておき、慣れたらB弦のルートへも移してみます。

例1 — オクターブT-P 4分音符。 ルート(サム)-オクターブ(ポップ)を1拍ずつ交互に。ジャンプがきれいかが肝心です。

= 601TRP8TRP8TRP8TRP802020202
Octave T-P quarters — 4-string

BPM 60、4弦。 サムでルートE、ポップでオクターブE。間の弦が鳴らないよう左手で軽く覆います。

= 601TRP8TRP8TRP8TRP802020202
Octave T-P quarters — 5-string

BPM 60、5弦。 音と位置は4弦と同じです。低音Bは親指で寝かせておきます。

例2 — オクターブT-P 8分音符。 1拍にドン-パチッ一組ずつ、ジャンプを少し速く。速くなってもオクターブがきれいに引っかかるところまでだけ上げます。

= 651TRP8TRP8TRP8TRP8020202022TRP8TRP8TRP8TRP802020202
Octave T-P eighths — 4-string

BPM 65、4弦。 ジャンプが速くなってもドンとパチッの大きさが崩れないように。

= 651TRP8TRP8TRP8TRP8020202022TRP8TRP8TRP8TRP802020202
Octave T-P eighths — 5-string

BPM 65、5弦。 4弦と音は同じです。ここでも低音Bは親指で寝かせておきます。

今日の練習

0〜10分 · ウォームアップ 昨日の開放T-P(E・G)をBPM 60で数回解して両手を目覚めさせます。ドンとパチッがどちらも生きているか確認します。

10〜20分 · 頭のトレーニング オクターブの手の形を取り、例1をとてもゆっくり。サムからポップへ手が滑らかに開くかにだけ集中します。

20〜40分 · 実践 例1(4分音符)をBPM 60で反復 → ジャンプがきれいなら例2(8分音符)へ進みBPM 65。間の弦の雑音が出たら再びゆっくり戻します。

40〜50分 · 録音・フィードバック 30秒録音してオクターブジャンプが雑音なくきれいかを聴いてみます。今日到達したBPMも記録しましょう。

今日の完了基準: オクターブの手の形でルート-オクターブT-PをBPM 60〜65で、間の弦の雑音なくきれいに交互に弾ける。

  • 間の弦が鳴る。 オクターブの間の3弦(A)が漏れると音が汚れます。左手人差し指の側面で軽く覆って寝かせます。
  • 手が狭すぎる。 オクターブの間隔が取れないとポップが違う弦に引っかかります。4弦↔2弦の開き幅を手に覚えさせます。
  • ポップだけ大きい。 ポップは弾けて大きく聞こえがちです。サムを少し力強く弾いてバランスを合わせます。
  • 低音Bの油断(5弦)。 手が開く間にBが漏れやすいです。親指で常にBを覆っておきます。