理論 · 解説
7週目が始まりました。先週まではベンド・ビブラート・スライドで一音一音を歌わせる方法を身につけましたが、今週はその音を集めて言葉を作ります。良いソロは音の羅列ではなく、短い文の連なりです。私たちが話すとき、一息で数語だけ口にしてちょっと休むように、ソロも一つの短いフレーズが基本単位です。音が多いから良いソロになるわけではありません。むしろ少ない音ではっきり語るほうがずっと難しく、ずっとかっこいいのです。今日はその第一歩として、2〜4音のごく短い一小節を作ってみましょう。
今日のフレーズはボックス1の中でルートAから始まり、4度(D)で止まります。4度はルートでもなく完全に落ち着いた音でもないので、そこで止まると、まだ終わっていないという感じが残ります。これがまさに質問のように開いたフレーズです。語尾を少し上げて「それで?」と問いかけるような感じですね。逆にルートで終わると句点が打たれ、会話が閉じます。質問がうまく開くと、聴く人は自然と次を待つようになります。今日はわざと開いた締めくくりを練習して、翌日に学ぶ答えのフレーズと対になるよう準備します。
短いフレーズの力は空けることにあります。音をたくさん入れたい欲を手放して、必要な二、三音だけ残します。音が少ないほど、一つひとつがはっきり聞こえます。最初は「これは単純すぎないか?」と思うかもしれませんが、ブルースの声はたいていごく少ない音で語ります。一つのフレーズを弾いたら少し手を止めて、今言ったことがどう聞こえたか自分で聴いてみます。正確な音より、何を言いたいかが先です。さあ、今日は短くてもはっきりした一小節を手に入れましょう。
▶ BPM 70。 ルートAから始まってb3を通り、4度(D)で止まります。最後の4度を長く伸ばして「まだ終わっていない」余韻を残します。
目で見る
今日作るフレーズが指板のどこにあるか全体像で見ておきましょう。緑で示した4度(D)がフレーズを開いておく場所です。ルートAから出発して、この4度で止まることを目で覚えておきます。
▶ ルートから4度へ。 ルートAから出発して、3弦7フレットの4度(緑)で止まります — ここが質問を開いておく場所です。
この二つの音、ルートと4度が今日のフレーズの始まりと終わりです。
今日の練習
0〜10分・ウォームアップ BPM 70。今日のフレーズの二本の柱、ルートAと4度(D)を交互に弾いて手と耳を温めます。4度がルートとどう違う感じか、あらかじめ聴いておきます。
▶ BPM 70。 ルートを半拍、4度を半拍。二つの音の色がどう違うか耳に入れます。
10〜20分・頭のトレーニング(今日のターゲット=開いた終わりを感じる) フレーズに入る前に、4度で止まったときに生まれるあの中途半端な緊張を耳で確かめます。ルートで止まるときと交互に比べると、違いがはっきりします。4度で止まると、まだ答えが残っているという合図が聞こえます。
20〜40分・実戦:2〜4音の短いフレーズ(BPM 70) 今日の完成物です。四つの音で短く話し、最後の4度で開いておきます。
▶ BPM 70。 b3-ルート-5度を通って最後の4度で止まります。音を急がず、4度で手を止めて余韻を残します。
四つの音がはっきり聞こえて、最後の4度で開いた感じがすれば、今日のフレーズが完成します。
40〜50分・録音(今日のミッション) 短いフレーズを三回録音します。音がはっきりしているか、最後の4度で本当に開いた感じがするか — この二つだけを聴いてみます。
今日の完了基準: 四音の短いフレーズをはっきり弾き、最後の4度で止まって、まだ終わっていない開いた感じを作った。
短いフレーズでよくあるミスです。たいていは音を入れすぎるか、終わりをあいまいに閉じることから起きます。
▶ 開いて、開いたままに。 ルートから出発して緑の4度で止まります。ここではルートで閉じません。
- 音を入れすぎる。 二、三音で十分です。音が多くなると、何を言っているかがぼやけます。
- 4度で止まらずルートへ下りる。 すると質問ではなく答えになってしまいます。今日はわざと開いておきます。
- 速く弾きすぎる。 BPM 70で十分です。速さより音のはっきりさが先です。
- 一度外したら止まる。 短い言葉は繰り返しから熟します。少し外れても最後までつないで一小節を完成させます。