理論 · 解説
いよいよ3週目の最終日です。今週ずっと少しずつ身につけたものをひとつにくっつけます — サブディビジョン、キックにルートを乗せる、8分ライン、ポケットの休符、2コードチェンジまで。この5つをひとつのリフに詰め込めば、今週の完成物、8ビートのルートラインです。派手ではありませんが、ドラムとかっちり噛み合って曲の土台をまるごと支える本物のロックベースラインです。
このラインは2つのコードの上を流れます。1小節目は開放E(4弦)、2小節目は開放A(3弦)を8分音符のルートで転がします。肝心な仕掛けはポケットです — 各小節の2拍の裏8分(&)をちょうどひとつ空けてラインに息を入れます。その場所では手は止めず、音だけを空けるというルール、昨日まで身につけたそのままです。この小さな空白ひとつが、平らな8分をグルーヴが回るラインに変えてくれます。
今日気をつけるのは3つが同時に生きていることです。8分ルートをキックに正確に乗せ、ポケットの休符をはっきり空け、小節が変わる境目でもたつかず切り替えること。3つのうちひとつでもぐらつくとラインがゆるみます。だから速さから上げず、この3つがすべて噛み合うまでゆっくり固めます。
このラインも4弦でも5弦でも運指は同じです。Eは4弦、Aは3弦なので手の形はまったく同じですね。5弦なら低音B(5弦)を親指で覆い続けて眠らせておけば大丈夫。完璧でなくても大丈夫です — このラインはこの先もウォームアップで出会い続けるので、今日はドラムとひとつになる感覚だけを手に残せば十分です。
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今日は今週の完成物を完成させます。まずゆっくりの準備バージョンで2コードの移動をみがき、次にピン留めのラインE→Aをポケットと一緒に回します。各例を4弦・5弦の2バージョンで載せました。
準備 — ゆっくりのルートライン。 各ルートを半小節ずつ長く押さえ、8分を乗せる前にE→Aの移動からなめらかに整えます。
▶ BPM 70、4弦。 青のE(4弦)→A(3弦)を半小節ずつ長く。8分を乗せる前に2つのコードの移動からなめらかに。
▶ BPM 70、5弦。 運指は4弦と同じ。低音Bは親指で覆って眠らせておいてください。
今週の完成物 — 8ビートのルートライン(2コード)。 いよいよ8分音符で。E(1小節目)→A(2小節目)を転がしつつ、各小節の2拍の裏8分(&)は空けてポケットを作ります。
▶ BPM 75、4弦。 ドラム(またはメトロノーム)に正確に。8分ルートをキックに乗せ、各小節の2拍の裏8分は空けてポケットを作ります(手は動かし続けつつその場所は音なしで)。E(1小節目)→A(2小節目)。
▶ BPM 75、5弦。 音と位置は4弦と同じ。低音Bはずっと眠らせておいてください。
今日の練習
0〜7分・ウォームアップ 昨日の2コードチェンジをBPM 70でまたほぐします。小節が変わるとき拍がもたつかないかを確かめながら手を温めます。
7〜17分・今日の技術 準備の例(ゆっくりのルートライン)をBPM 70で繰り返します。E→Aの移動がなめらかかから整えてから8分を乗せます。
17〜27分・応用(今週の完成物) 8ビートのルートラインをBPM 70で4回 → ポケットの休符が生き、チェンジがきれいなら BPM 75に上げて4回。4弦で身につけてから5弦でも同じ感覚を確かめます。
27〜30分・チェック 今週届いたBPMを記録し、30秒録音してキックにくっつくか、休符が生きるか、チェンジがきれいかを聴いてみましょう。
今日の完了基準: 8ビートのルートライン(E-A、2コード)をツーフィンガーで、キックに乗せ各小節の2拍の裏の休符を生かして4弦・5弦の両方で70〜75でぐらつかず繰り返せる。(3週目完成!)
- 休符を埋めてしまう。 2拍の裏8分に音が漏れるとポケットが消えます。そのひとつのアタックだけ音を空け、手は8分で回し続けます。
- チェンジで拍がもたつく。 Aへ渡るとき最初の音が遅れるとラインがゆるみます。Eの最後の音で先に3弦を準備しておいて。
- 速さから上げる。 70で3つ(キック・休符・チェンジ)が合っていないのに75へ行くと全部崩れます。今週ずっとそうだったように、きれいさが先です。
- 低音Bの油断(5弦)。 ラインが回る間ずっとBは親指で覆っておいて。完成物に集中してBを逃すと低音が漏れます。